個別指導と集団指導の比較
生徒一人一人に親密に指導する方式と、講義形式で多くの生徒に対して指導する方式を比較しました。両者とも授業の内容や生徒の性格やモチベーションにより一長一短があります。
おおまかな定義
・個別指導
先生一人に対して数人程度の生徒で指導する形式
(当サイトの検索システムでは、1〜4人にしていますが、5〜7名位でも個別指導と呼びます。)
・集団指導
先生一人に対して、10人以上の人数で指導する形式
先生の目がいき届く範囲
・個別指導
小規模な塾は個人別に教えてくれるので質問がしやすいというメリットがあります。そうすることで、先生と生徒との間にコミュニケーションも生まれ、大変身近な存在になる。
・集団指導
講師は全員の前に立って講義をしているので、目が届きにくい。そのため、一度遅れてしまうと戻るのに努力が必要になってしまう。
先生の質
・個別指導
ある程度マニュアルがあるので、先生の質も安定していますが、一人の先生が多くの科目を掛け持ちするのでそれぞれの指導レベルに「むら」があることがあります。しかし、予備校と言うよりは「塾」という雰囲気で、いい講師に当たれば生徒の実力を存分に引き出してくれます。
・集団指導
ある程度決まったカリキュラムと指導方法についてのマニュアルがあり、それに基づいて指導がおこなわれるので、能力がそれほど高くない先生でも、割合よい授業ができます。つまり、塾ではどの先生でも平均的によい授業ができるシステムになっている、ということです。
先生の取り組む姿勢
・個別指導
小規模な塾は個人別に教えてくれるので質問がしやすいというメリットがあります。また、苦手分野を克服するためにも個別指導は大人数制より近道になります。しかし自分がどこがわからないかわかっていないと、結局はありきたりの指導になってしまい、個別の必要がなくなってしまう場合もあります。
・集団指導
大人数制の塾の場合、学力に応じてクラス分けがされているところが多いです。学校の勉強がある程度できていて、同等程度の学力の子供の集まりであって、子供さんの性格に合っていれば、張り合いも出ていいと思います。しかし引っ込み思案で質問ができないような子だと、その日の授業をただノートに書き写すだけの作業になってしまい、それでわかったつもり、勉強しているつもりになってしまう恐れがあります。